|
天賦の才能に恵まれた肉体、並外れた能力を持つアスリート、それがレーサーなのである。
1980年代まで、主にレーサーの才能とは、車を操るテクニックとスピードに負けない度胸にあると考えられていたようです。しかし、80年代後半から、むしろアスリートとしての身体能力の重要性を指摘する人が多くなり、90年代に入ってからは、レーサーのためのスポーツトレーニングに関心が高まりました。
今でこそ「レーサー=アスリート」であることを否定する人は稀ですが、80年代の半ばにはまだ海外でもそういった認識が十分ではなかったようです。それまで元レーサーの書いた書物といえば、苦労話や手柄話を集めた自伝のようなものばかりでしたが、あとに続く若いレーサーのために、教育的な内容の本が書かれるようになったのもこの頃からです。
2000.07.21