パドックでドライバーを見るといっても、笑顔が可愛いとか、着ているものがかっこいいとか、そういう問題ではありません。ドライバーの能力、体力や調子の善し悪しを、パドックで品定めしてみましょう、ということです。
まずは体格です。専門講座の第3回にも書いているように、レーシングドライバーには、ふさわしい体格というのがあります。どんな体格の人でも、モータースポーツを楽しむことはできますが、プロのレーサーとして活躍するためには、ある程度の条件を満たしていることが必要になってきます。
あなたの好きなドライバーは、どんな体格をしているでしょうか? テレビや雑誌などで見ているのと、ドライバーその人に直接会うのとでは、印象がだいぶ違います。「もっと小さいかと思った」「思ったより大きかった」そんな感想を持つことも少なくないはずです。ぜひ、自分の目で確かめてみて下さい。
ドライバーも運動選手ですから、ある程度身長の高い方が有利です。日本のドライバーは、どちらかというと小柄な人が多いように思います。小柄なドライバーが長身のドライバーと戦うには、同じことをやっていたのでは勝てません。相当の努力が必要となります。より充実した内容のトレーニングが必要ということです。
海外から来ているドライバー達は、(日本人と比べれば)たいてい長身です。しかし、大きければ良いというわけでもありません。あまり大きすぎては狭い運転席に収まりにくく、そのために運転しにくいということもあります。また、よけいな重さは必要ないので、引き締まったスリムな身体であるべきです。
パドックをうろうろしていると、レーシングスーツを脱いだ選手の姿を目にすることもあります。着替えをしているところを見かけてしまうこともあります。さて、彼らはどんな身体をしているでしょう? よけいな贅肉がなく、引き締まっていますか? 必要なところに十分な筋肉がついていますか? 逞しい腕や肩、首をしていますか?
鍛え上げられた肉体の持ち主は、調和の取れた筋肉美を見せていることでしょう。特に上半身は、ボクサーを思わせるようながっしりした肩と逞しい腕っぷしをしているはずです。胸板も厚くてしっかりとしていますし、肌のつやも良く、皮膚に張りがあります。もしさわってみることができるなら、その筋肉はしなやかで弾力があることでしょう。
一方で、ひょろっとして筋肉のついてない選手や、ふにゃふにゃとして締まりのない筋肉の持ち主も、残念ながらあまり期待できません。中年太りでお腹の出た選手も、ちょっと厳しいでしょうね。(^^;;
2002.05.31